コラム

自分の「基準点」 – 健康管理編

この記事は約5分で読めます。

前回の記事で、自分が生活する上で意識している「基準点」の話を書きましたが、今日は同じ基準点でも健康管理に関する話。

闘病ブログでも書いている通り、自分はいわゆる自己免疫疾患という自分の免疫が自分の体を攻撃してしまう病気になってもうすぐ3年が経過します。

おかげさまでここまで大きな問題なく回復してきていますが、この病気に完治(= 自分の免疫が自分の身体を攻撃してしまう原因そのものをなくす)というものはなく、いつまた自分の免疫が自分自身を攻撃して症状が出るかは分かりません

そして免疫が関係している以上、風邪を引いたりして身体の免疫バランスが崩れることで、症状が再燃する可能性もゼロではない

そういう意味で、普通の人よりも体調を崩すことへのリスクは大きいと自覚していて、日々の健康管理には気を使っています。

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健康管理で意識していること

具体的に毎日意識していることは、前回の記事と同じ「基準点」という考え方。

①基準点を設定して、②基準点からのズレを監視して、③ズレたら即修正、という流れ。

①基準点を設定

自分が病気になってから、自分が意識する「基準点」はかなり厳しくなりました。

病気になる前までは、どこも痛くない、ダルくない、咳・鼻水がない、というような「具体的な症状が何もないこと」でした。

今ではそうではなくて「身体のどこにも変な感じがしない」が基準。

めちゃくちゃ曖昧ですが、言語化するとこれが一番近い。

具合が悪くなる前って、症状は何もないけど何か変だな〜、という感覚があると思うんですが、そんな感覚がどこにもないことが今の自分の「基準点」です。

②基準点からのズレを監視

次は、とにかくその基準からのズレ、つまり「なんか変」に気がつけるように自分の身体を常に監視してます。

普通は気にしないような変化についても、とにかくまずは「いつもと何か違う」ことを気付けるように意識しようと努力してます。

なんとなく眠いなぁ、とか、なんとなく変な感がするなぁ、くらいのこともズレとして意識する。

完全に自分の身体全体をレーダーで監視している感じ。

ちょっとでも異常があれば、即スクランブル体制で要撃です。

根拠とか何も必要なくて、「なんとなく感じること」をすごく大事にするようになったのが、病気になる前との大きな違い。

ある意味、自分の身体に対してすごく真摯に向き合うようになったのかなぁ、と思っています。

③ズレたら即修正、大きく修正

で、あとはズレを感じたら全力で回復に努める。

ここは出し惜しみせずに、毎回全力

とは言っても、結局のところ初動対応は寝る、とにかく寝る

なんか変な時はもう8時とかに寝ちゃいます。

そして、次の日も仕事ギリギリまで寝る。

ここが病気になる前との一番大きな違い。

以前は「なんか喉が痛いなぁ」と思いつつそのまま生活した結果、結局悪化して風邪を引くなんてことがありましたが、今では「どこにも症状ないけど、なんか変」というだけで即対処

前の記事で車を運転していてセンターラインからズレたら修正、という例を挙げましたが、車だと修正しすぎると逆側にぶつかっちゃいますが、健康面に関しては修正しすぎるということはないので、もう思う存分修正します笑。

予定があるとか、やりたいことがある、とかは基本全部無視。

とにかく暖かくして早く寝て、体力を回復することに努めます。

多分普通の人だと、そこまでやらなくても良くない?って思うくらいのオーバーリアクションですが、冒頭に書いたようにただの体調不良がどんな不調に繋がっていくか分からないので、とにかく体調管理に関しては慎重すぎるくらいでちょうどいいと思ってます。

「ズレ方」の中身も重要

ちなみにズレ方(= 「なんか変」の内容)も重要で、ただの風邪の予兆とかであればいいんですが、皮膚の感覚がおかしいとか目がおかしいとか、そういう神経系の異常については自己免疫疾患の再発の可能性もあるので、より注意して観察してます。

ちょっとしたさざ波のような症状ならともかく、自己免疫疾患の本格的な症状は寝ても治りません。

そんな場合は、必要に応じて主治医に連絡する必要があるので、症状を記録しつつ数日様子を見ることになります。

オーバーリアクションくらいでちょうどいい

個人的には、この初動をいかに早く、いかに十分に対応するかで回復にかかる時間が段違いに違ってくるように思います。

実際、こんな感じで対応するようになって3年間、体調不良で寝込むようなことは1回もなし。

「なんとなく変」くらいですぐに寝てたら時間がいくらあっても足りないでしょ、って自分でも思うんですが、結果的にそうやってオーバーリアクションくらいに対応することで、たいていの場合は翌日には何もない状態に戻ります。

少なくとも大きく悪化する可能性は減ります。

もし病気になる前と同じように生活してたらどうなっていたかは今となっては誰にも分かりませんが、もう3年近くそうやって生活してきたので、その超安全策に慣れてしまいました。

というわけで、今後も今までと同じように十分な安全策をとりながら睡眠を第一に考えつつ、自分の体調とにらめっこを続けていこうと思います。


なんかこういう自分なりの体調管理方法って、みんなそれぞれ持っているんじゃないかと思っていて、みんなどんなことを考えている日々生活しているのか、知りたいなぁ、って思っています。

もしよければコメント欄やツイートで教えてもらえると嬉しいです。

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